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私が廃業する時に決めた大切な3つのこととは?家族・親族・同族で企業経営する人のためのブログ家族・親族・同族で企業経営する人のためのブログ

ご相談内容

私が廃業する時に決めた大切な3つのこととは?

解決方法

私は、廃業を決めたことで、今まで売上を確保するために営業したり、社内で社員に指示したりと会社を経営していく上で、自分を大きく見せようとしていたましたが、そういった人に対する力みみたいなものが少し和らいだような気がしました。

 

しかし同時に大きな不安を感じ始めました。

 

その不安とは、社員たちの怒り。

 

私が会社を廃業すると言ったら、社員はいったいどんな反応をするだろうか?

 

私は、社員たちに囲まれ

「バカヤロー!明日から俺たちの生活はどうなるんだ!」

「そんな突然な止め方があるのか?ふざけんじゃねーよ」

「今後の生活を補償しろ!」という怒号があり

そして社員たちは、それ以後まともに仕事をしないかもしれない。

やる気を無くし、すべてのことに対して投げやりな態度に変わってしまうのではないかと。

そんなシーンが頭に浮かび、足元が震えるのを感じました。

 

 

銀行の支店長に廃業を納得させるにしても、おそらく支店長から社員やお客様に対してどのように対応するのかと質問してくることは予想されました。

 

私は、廃業するにあたって、3つのことを必ず守って実行しようと決めました。

 

一つは、社員に円満退社してもらい、退社後もお互いに声を掛けられる関係性を築くこと。

二つめは、廃業後、お客様に対して弊社の商品供給で支障のない対策をとること。

三つめは、社員の給与・退職金や仕入先の支払いは、1円も残さず完済すること。

 

 

私だけが都合のいい廃業の仕方をしたら、

今までお世話になった人達が、

「なんだあいつ!身勝手なやめ方をしやがって!」という怒りや様々なわだかまりを残すだろうと思いました。

だから私は彼らの怒りやわだかまりは残さない。

みなさんが納得した上で事業を終わらなければならないと強く感じていました。

 

社員もお客様も、会社周辺や瑞浪市に隣接する地域に住む人たちばかりでした。

 

商売をやめた後でも、元社員に近所のスーパーなどで見かけることもあるだろうということは想像がつきました。

その場面に遭遇した時、もし私の中に身勝手な会社のやめ方をしたという後ろめたさがあったとしたら、私は元社員に気づかれないよう商品棚をブラインドにして身を隠すような行動をするかもしれないと・・・。

 

私は、廃業した後でも人の目を気にすることなく堂々と自分の人生を生きたいと感じていました。

また、今回の廃業で将来にわたって私の子どもや孫たちにまでも周囲の人たちから嫌なことを言われるようなことは避けたいと思っていました。

 

私の廃業後の社員との理想の関係は、時間が経って元社員とどこで出会っても、どちらからも声を掛けられる関係性を残したい。

スーパーで出合えば「久しぶり!元気?今どうなの?」とお互いに笑顔で声を掛けられるようなふうにしたいと思っていました。

 

私は、それを手に入れるためにどうするかを必死で考えました。

 

 

私が社員に対して決めたことは、社員と個別面談を実施すること。

 

個別面談を実施しようとした理由は、社員一人ひとりの中に突然の廃業に対する私たちへの怒りや不満がいっぱいあるだろうと。

彼らから怒鳴られ、殴られるかもしれない、話し合いが延々と続き終わらないかもしれない。

その彼らと向きあい、感情的なものすべてを私が受け止める必要がある。

そして廃業を許してもらい、納得してもらうには、これしかないと思ったからです。

私自身、個別面談を実施するのはとても怖かったです。

でも、社員一人ひとりと向き合うことでしかお互いのわだかまりは消えないと思い、実施すると決めました。

 

 

そして次にお客様に対して弊社の商品供給で支障のない対策を考えました。

私は、過去に同業者で廃業した会社は廃業後どのような状況だったかを調べました。

 

結果は、廃業した会社は膨大な不良在庫処分に困っていたということでした。

 

なぜそのようなことが起きたのか?

 

過去に廃業した陶磁器製造会社を例にすると、

 

その会社の社長さんは、客先へ7月1日に廃業すると宣言し、12月31日を廃業日にすると伝えました。

その6か月間は、客先に対して廃業後の商品フォローするために客先が必要とする商品の見込み生産を請け負うというものでした。

廃業宣言した後、客先達からその会社へ見込みの大量発注が入り、その宣言前よりも残業をするほど忙しくなったようです。

 

その時、その社長さんは、客先に対して大切なことを一つ見落としていました。

 

それは、客先達が仕入れ対して伏線を張っていたことを知らなかったということです。

 

どういうことかというと、

 

客先達は、商品仕入れに支障をきたさないようにするため廃業宣言した会社へ商品を発注すると同時に、廃業後に引き続き同じ商品を生産してくれる別の会社へ発注していました。

客先達は、商品が別の会社で生産されない間は廃業宣言した会社から商品を仕入れていました。

ところが別の会社が同じ商品を生産し始めると廃業宣言した会社から商品の仕入を止めてしまいました。

廃業宣言した会社の社長が客先達へ注文書を根拠に商品を集荷してくれるように頼んでも、客先達は適当な理由をつけて商品を一切引き取りませんでした。

その状態で12月31日の廃業日を迎えたわけです。

廃業宣言した会社の社長は、客先達のために残業までして商品を間に合わそうと生産したにも関わらず、大量の商品在庫となり、廃業後に商品を捨てるような価格で処分したそうです。

 

私は、そのことを弊社の仕入れ先から聞いていたので、そのようには絶対にしないと決めました。

 

私が廃業宣言した日(7月20日)から廃業日(7月31日)までは11日間だけです。

 

私が考えたお客様に迷惑をかけない商品供給方法は、お客様が他の製造会社で弊社の商品を作らせる場合、その生産ノウハウ等はすべて有償にて公開しアドバイスすると言うものでした。

具体的には、仕入れ先、原料名、各種原料などの調合比、生産手順などを公開し、冶具の提供、そして引継ぐ製造会社に求められれば廃業後であってもアドバイスするということです。

お客様にしてみれば、商品発注を1本化できること、生産ノウハウの公開により別の製造会社が短期間で引継げることがメリットです。

 

 

3つめの社員の給与・退職金や仕入れ先への支払いは、定期預金等を解約し現金を準備するようにしました。

約束手形をすべて回収し、現金ですべて支払うことを決めました。

お客様で回し手形になったものは、約束期日に必ず現金化できるよう準備するようにしました。

 

社員には解雇予告手当と退職金支払えるよう準備しました。

 

 

私は、これだけのことを考えて、銀行の支店長との面談に向かいました。

 

 

 

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