私の人生の転機となった教訓をお伝えします。

約20年の会社経営を自主廃業した後、

私が経営者から初めてサラリーマンになった40歳前半の頃の話です。

全国に220店舗を展開し、売上高220億円、社員2500名を擁する着物販売会社の本社経理部の社員として採用されました。

8月の入社初日、9時に出勤すると、
T経理部長(当時63歳)が
「君が今日から経理部に配属された柴田君かね。こっちのブースへ来なさい」と言われ、
移動しました。

T部長は椅子に座ったとたん、いきなり

「あのね、会社っていうのは、明日潰れるかもしれない。覚悟しておきなさい」
と言い始めました。

私は、突然このオッサンは何を言い出すのだろう?と内心思いました。

彼は続けて
「いいか、もう一回言うよ。会社っていうのは、明日潰れるかもしれない。
だから君は経理部に配属された以上、税理士の資格を取りなさい。

もし会社が明日潰れたとしても、税理士資格を持っていれば、
その資格と経験で他の企業へ横滑りができるからね。
そうすればその後の生活に困ることはない。
そういう気持ちがないと、君の今の年齢で経理の経験もなく、
この部署で生き残っていくには難しいと思うよ。
仕事ができないと、女性パート社員にも馬鹿にされるぞ!
まずは、簿記2級を取得し、1級をめざせ。
そして税理士資格を取りなさい。いいね」

T部長は少し間をおいてから、

「私は、この会社へ来る前はトマトジュースのカゴメにいたんだよ。
高校卒業してからカゴメで定年を迎えるまでずっと働いてきてね、
税理士資格を取ろうと思ったけど取れなかったけどね。
たまたま、ご縁があってこの会社で再雇用してもらってね・・・。

いいか、まずは資格を目指してやりなさい」

私は「あっ、はい、わかりました」と思わず返事をしてしまいました。

これが私の入社初日の出来事です。

正直、私は、会社が明日潰れるなんてあり得ないだろうと思っていましたし、
今初めて会った上司にいきなり説教じみたことを
なんで言われなければならのだろうと感じていました。

その後、私自身少し冷静になって考えてみると、
T部長は、私へカゴメでの40数年間のサラリーマン生活や経験を通して
世の中を上手く渡っていくための処世術を教えてくれたのではと思いました。

会社はいつ潰れるかわからない。
だからいつ潰れてもいいように、専門的な知識、技術、経験を身に付け、
それを持ってどこの会社へ移ってもやっていけるよう準備しておきなさい。
そういう応援メッセージではないかと。
私はそう解釈しました。

T部長へは「はい、わかりました」と返事をしましたが、
私の内心は、数字が苦手だし、税理士を目指すのはムリだと思っていました。

その時、私の経営者としての経験を活かせるものは何だろうかと考えたとき、
社員50余名を雇い、その様々な問題を多く乗り越えてきたことではないかと思いました。
例えば新卒者を採用するために多くの学校訪問し、採用できたこと。
態度の悪い社員を改めさせたり、時には円満に辞めさせたりしたことなどです。
そしてその経験を活かす資格はないだろうかと考えたとき、
たまたま社会保険労務士が活かせる資格だと知り、
部長には内緒で社会保険労務士を目指しました。

ところが、入社して丸1年後の8月、部長の言った通りのことが起きました。
なんと自分の会社が倒産してしまったのです。

その日は出勤時から本社に隣接する公園で蝉が鳴く、暑い日でした。

倒産した原因はいくつかありますが、その一つは資金繰りです。

そのころの着物業界は、複数の店員が一人の客を囲み、
買うまで帰らせないという囲み販売が横行していました。
それをマスコミに取り上げられ、業界の悪評が広がり、
急激な売上減少になっていました。
資金繰りが悪化し、なんとか半年先までは大丈夫だろう思っていた矢先、
親会社が破産申請をして、私たちの子会社も連鎖倒産になってしまいました。

私は正直なところ、まったく覚悟できていませんでした。
そして翌日から失業者なってしまったのです。

まさに私の教訓
「会社っていうのは、明日潰れるかもしれない。覚悟しておきなさい」です。

私はこの体験から、会社経営では資金繰りが非常に重要だと思っています。

しかし経営者の中には、お金のことは苦手という人や
コロナで資金繰り融資を受け将来の返済に不安を感じていたり、
または会社のお金の流れが漠然としていて、
先の見通しがつかないと苛立ちを感じている人が多いと聞いています。

私は、経営者の人とお金の悩みを解決するために
マネジメントパートナーとして独立しました。

そして「お金のブロックパズル」という図を使って、
経営者が資金繰りの悩みとドンブリ経営から脱却できるお手伝いをしています。

その図を知った時のメリットをお伝えします。

例えば、人を採用するとき、何人まで採用できるのか、
人件費の増減が利益にどう影響し、どう決めたらいいかがわかります。

大型投資をするとき、投資したい気持ちだけで決めたり、
税理士任せで決めるのではなく、何を基準に決めたらいいのかがわかります。
などなど。

お金の話と言っても難しいものではありません。
お金全体のたった2割のことを知るだけで、
経営に必要な8割のことをカバーできる投資効果の高い図です。

ご安心ください。
かつての私のような経理の知識がない経営者であっても、
会社のお金の流れを目で見てパッとわかるカンタンな図です。

私は、経営者の人やお金の問題を解決するために
個別相談室を毎月設けてしています。
経営者が理解しやすいようお金のブロックパズルと
簡単な質問で問題解決へ導きますので、
今までのお金のモヤモヤがスッキリし、会社の未来が創れます。

ぜひ活用してくださいね。

個別相談室へのお申し込みは、以下のURLよりできます。